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ピコピコ編集部日記
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 「所持ゲーム話」、今回は知らない間に新盤サントラが発売されていたPCエンジンのシューティング「はにい いんざ すかい」(以下「はにい」)です。…しかし、今頃サントラが発売されるなんてすごいね。需要あるのか(山田氏は喉から手が出るほど欲しいですが)?なんでも去年の冬コミで先行発売されてたらしく、当日現場にいた者としては、その時買っとけば良かったと後悔しています。アイマス島さまよってばっかいるんじゃなかった…早いとこ確保しておこう。

 

 

さて、本題に入ります。このゲーム、ぱっと見は縦シューティングなんですが、何と自機(プレイヤー)が「はにわ」という前代未聞の設定。なのでストーリーや舞台設定も日本の古代がモチーフ。背景に古墳が出てきたり、(本当は「はにわ」とは時代が違いますが…)土偶や銅鐸をモデルとしたボスなどが出てきます。BGMもこの世界観に合った曲調で作られています。このように、舞台である「古代日本」の世界観をしっかり意識してゲーム全体が作られているので「古代日本」萌えな山田氏としては非常に好感が持てますね。


文字見にくいけど、ストーリーです。こたつで神様が埴輪に依頼。

剣を回してショット方向を調節して進んでいく。1面、背景に前方後円墳。2面は古墳の中が舞台。赤褐色の幾何学模様は、実際に装飾古墳に描かれている。


「はにい」のゲームシステム最大の特徴は「剣(銃口)の向きを変えて、ショット方向(8方向)を操作出来る」こと。360度全体から敵が現れるので、前方(上方向)だけショットを撃っていても敵を倒せません。その時々の敵にあわせて、常にショット方向を調節しながら進んでいきます。最初は一本だけ剣を持っているので一方向にしか撃てないのですが、ボスを倒すごとに新しい武器(または鎧)が貰え、二刀流で一度に二方向に撃てるようになったり、強い剣では一本でも3way弾が撃てるようになったりしていきます。鎧はダメージ軽減(このシューティングは残機制ではなくライフ制)アイテムですが、これを装備するとちゃんと自機の埴輪に装着され、裸の埴輪(踊る人)から武人埴輪になるのが(山田氏的に)萌えます。

また、剣や鎧以外にもパワーアップアイテムが用意されているのですが、それらは敵を倒すごとに貰える点数を消費して神様(お店)から買います。ここら辺は「ファンタジーゾーン」や「オーダイン」の影響がみられますね(キャラクターが可愛かったりするのも似てる)。自機スピードを上げる「ほのお」、敵を追尾する「まがたま」、体力回復の「みず」などを必要に応じて買い、自機を強化して進んでいきます。完全に上記タイトルを意識しているのがわかりますね。


鎧を装備して武人埴輪に。「さじふつのつるぎ」は接近戦等用で大ダメージを与えることが出来る。
 

難易度は適度で、非常に楽しく遊べます。クリア出来ないステージに出くわしたとしても、その前のステージにはボス戦中以外はいつでも「戻る」ことができるので、「簡単なステージを複数回プレイして金を稼ぐ→大量に体力回復アイテム等を買い、苦手ステージに挑戦」という攻略が可能。最近はこういうシステムで攻略させるゲーム(特にアクションゲーム)が多いけど、当時としては、しかもシューティングではかなり画期的ではなかったのでしょうか。家庭用だからできる「戻る」システムは良いアイデアだと思います。慣れれば戻らなくても進んでいける難易度ですしね。


7面の分岐点背景に描かれた絵も、実際に出土した銅鐸に描かれています。こういうものを取り入れるあたり、背景デザインの人は非常にセンス良いと思います。


最終面はザコのオンパレード。ちなみにラスボス(大の字みたいなやつ)は、チプサン古墳という遺跡に描かれている有名な装飾画です(顔の部品が飛んでくるのも、土偶で耳や鼻だけ型どったものが出土しているので、おそらくそれをモチーフにしているんだと思います)。2面背景にも描かれてる。これもセンス良いな。デザイナー尊敬する!
 

しかし、何でこのゲームでよく遊んでたんだろう?当時(小学生のころ)は特にシューティングが好きって訳でもなく、PCエンジンでは「R-TYPE I」や「ドラゴンスピリット」などの名作も楽しく遊んでいたけど、何故か「はにい」は妙にお気に入りだったんですよね。上記2タイトルより簡単に遊べたのが原因かなぁ(上記2タイトルはどちらも2、3面程しか進めなかった)。あとは、やっぱりモチーフが「古代日本」なのも原因?当時から歴史の授業は好き、特に資料集などに載っていた遺跡や埴輪とか土偶にすっごく興味がわいていたのを覚えてる。図工の陶芸の授業で一人だけ「埴輪」を作ってたなぁ…中学の頃には病的なまでにのめり込んで、埴輪や土偶の専門書まで読んでた。今も本屋とかで「邪馬台国が云々〜」とか書いてある本を見るとついつい手に取ってしまいますね。今となっては「はにい」で遊んでいたから古代史に興味が出たのか、学校の授業で興味が出たのか正確に思い出せませんが、少なくとも影響があったのは確かでしょう。そう考えると「想い入れのあるゲーム」カテゴリに入れても良いですね。ほんと、このゲームは山田氏お気に入りのゲームの一つです。そういえばYouTubeに初めてアップしたのも「はにい」でしたね。新盤サントラが出て、閲覧数が微妙に増えてます。いろんな人が見てくれるのはうれしいですね。

 

Wiiを持っている方は、確かバーチャルコンソールで配信されているので是非遊んでみて下さい(余談だが、ドリームライブラリというドリームキャストのゲーム配信サービスでも配信されていたのだ)。「日本古代史萌え」で「シューティング好き」(そんな人いるのか?…山田氏か…)にはたまらない一本。みんなも埴輪になって敵を撃破しよう!オススメ!

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